エアコンから発生する臭いをすぐに消したい!再発防止方法とは?


エアコンからでる酸っぱい臭いの原因は?

夏の暑い空気や冬の冷たい空気を、快適な温度に換えてくれるエアコン。
しかし季節の変わり目などに久しぶりに使ってみると、「酸っぱい臭いがする!」「この臭い、すぐにどうにかして!」というような経験はありませんか?
ここでは、エアコンの臭いの原因やすぐにできる対処方法、再発防止方法についてご紹介しましょう!

臭いの原因 [ 1 ] カビ

エアコンの気になる臭いの原因の1つは、エアコン内部で発生したカビといわれています。
エアコンは運転する際、機器内部に水が発生しやすいつくりになっています。そのため、エアコン使用後に内部が湿っていると、カビが発生しやすくなるのです。さらに、そのカビはエアコン内部に溜まったホコリなどを栄養源にしてより、繁殖しやすくなります。

カビが繁殖した状態でエアコンを作動させると、吹き出し口から送られる風が嫌な臭いを伴って室内に吐き出されてしまうわけです。

臭いの原因 [ 2 ] 食べ物やペット、タバコの臭い

エアコンの嫌な臭いは、食べ物などの油の臭いやペットが発生させる臭い、タバコの煙などが原因になるときもあります。エアコンは、室内の空気を取り込み、快適な温度の風に換える仕組み。そのため、室内に漂う嫌な臭いも吸い込んでしまいます。
そうすると、エアコン内部で蓄積された不快な臭いは、エアコンの風にのって、送風されてしまうのです。

エアコンの嫌な臭いを消す方法はある?

エアコンの嫌な臭いの主な原因が分かったところで、この臭いを消すにはどうしたらよいのでしょうか?「お客様が来る前にエアコンをつけたら、臭いが発生してしまった!」というようなピンチなときの対処方法についてお話しします。

今すぐ消したいときの対処法

[ 1 ] 運転開始から10分程度は窓を開ける
エアコンを運転した直後はカビなどの臭いが発生しやすいです。そのため、その臭いをこもらせないために、運転開始直後は窓を開けて換気をしましょう!

[ 2 ] 冷房の設定温度を低温にして1時間程度運転
低温設定した冷房をつけることで、エアコン内が結露しやすい状態になります。この発生した結露にエアコン内の嫌な臭いがとけこみ、ホースなどを伝って外に排出されることで、自然と臭いが薄くなるという仕組みです。

しかし結露が発生したままでは、エアコン内のカビの原因となってしまうため、冷房を1時間運転したあとは、送風を1時間つけてエアコン内部を乾燥させるようにしましょう。

これらの対処法は、あくまでもその場しのぎのためのものです。一時的に臭いが気にならなくなっても、また臭いが発生してしまいますので、注意しましょう。

しっかりと取り除きたいときの対処法

[ 1 ] 自分でエアコンの掃除をする
臭いを元から断つためにはきちんと掃除することをおすすめします。自分でできることとしてはフィルターや吹き出し口周りの掃除が挙げられます。フィルターより内部に及ぶ箇所の掃除には、分解が必要になったり、傷付きやすい部品があったりするので、プロのハウスクリーニングにお任せするようにしましょう。

[ 2 ] 業者にクリーニングの依頼をする
フィルターなどをきれいにしても臭いが解消されない場合は、プロに依頼してエアコンの内部クリーニングをしましょう。専門業者では、エアコンの内部を分解して、隅々まで清掃してくれます。

臭いを再発させないためにできることは?

自分で掃除をしたり、プロにクリーニングをお願いしたりして、嫌な臭いを取り除いたら、この快適な状態をできるだけ長くキープしたいものですよね。臭いを再発させないようにするためには、日頃からどんなことに気を付けておけばよいのでしょうか?

[ 1 ] 月に1度程度のフィルター掃除を継続して行う

自分でできる掃除は継続的に行うようにしましょう。フィルターは、使用するたびにホコリを溜めていきます。蓄積されたホコリはカビの栄養源となるため、ホコリを溜めないことで臭いの発生がしにくくなります。月に1回程度はフィルターを掃除するとよいでしょう。

また、掃除機能付きのエアコンであっても、定期的な掃除は必要です。
掃除機能付きのエアコンには、ホコリを集めて溜めておくボックスやホコリを外に排出するホースなどが用意されている場合があります。このような装置のメンテナンスを定期的に行いましょう。

[ 2 ] 換気をする

部屋の空気が汚れていたら、きれいに掃除したエアコンであっても、汚れた空気を取り込んでしまいます。そのため、部屋のこまめな換気も臭いを再発させないことに繋がります。

また、エアコンによっては「換気モード」が装備されています。換気モードを使ってエアコン内部の換気を行うことをおすすめします。内部を乾燥させることでカビの発生を抑えやすくなります。
同様にエアコンを使ったあと、電源を切る前に送風運転を1時間程度行うのも内部を乾燥させるためにおすすめですよ。

エアコンから発生する嫌な臭いの原因や対処法、再発防止策などお分かりいただけましたでしょうか?エアコン内部や室内環境を清潔に維持することが、臭い対策に結び付くのかもしれません。快適な暮らしの参考にしてください。

Top